第二段階 路上教習①
○方向変換及び縦列駐車
午前の仮免検定に合格したのもつかの間、警察署からの仮免免許証の発行を待ち、4時間ほどして第二段階の初めの教習に入って行きます。
早速コースを後にして町中に繰り出していくのかと思いきや、コース内に設けられた縦列駐車、方向変換、および後方停止の項目でした。
この項目が今回の中で一番難しく感じられました。
全長12mのボディの一番前から目視で一番後ろを見て、後方障害物から50cmのところに如何に近づけて停止させるか。
そんなのできるわけがありません。
トラックの荷台後方と平行に設置された障害物に見立てたポールの列を、荷台の横幅分全部(8本)接触とは到底言えないほどの勢いでなぎ倒してしまいました。
気持ちが良いくらい芝生の上で同じ方向に整列して横たわっていて、快感すら覚えます。
指「1本8千円で8本だから6万4千円の修繕費ですよ」
私「高いですね?」
指「安いもんです、実際はもっとかかりますよ」
私「もう絶対ぶつけない!」「(そのくらい大きなミスだということなんですね)」
これがトラウマになって最後の卒検まで心に引っかかるようになりました。
ポールに接触したらその瞬間で検定終了なので、私の場合、減点覚悟で1m程度に止める意識で、プラス勢い余っても2?30cm惰性で止まる、結果的にポールから70?80cmに停止できる感覚でうまく収まるようになりました。
方向変換は更に難しかったです。後輪内側のタイヤを見てハンドルを切るタイミングを探すのですが、目視やミラーでもキャビンから後輪タイヤを見ることができません。
前輪はミラーで確認することができますが、後輪は荷台フラップのつなぎ目からどのくらいの位置に後輪最後部があるか、車に乗車する前に確認しておくことをお勧めします。
あとは隘路と同じ要領で後輪が曲がり角にきそうになったら半回転ほどハンドルを切って後輪が角に寄る具合を確認します。脱輪しないことが確認できたら一気にハンドルきり、左右の幅を意識しながら枠に収めていきます。まっすぐになったら急いでハンドルをまっすぐに戻し停車させます。
のろのろしていると後ろのポールを倒してしまいます。
縦列駐車は比較的車体を決めやすくやり易かったです。
縦列及び方向返還のポイントは、
1、曲がろうとする路端から1m放して平行にとめること
2、半クラを多用してゆっくり動かすこと
3、むりは禁物
この3つです。
方向変換も縦列駐車も共に障害物に見立てたポールがあります。
晴れた日は荷台の最後部とその陰になるポールの隠れ具合、つまり後退を進めていくと荷台から見えるポールが少しずつ下の方から上に向かって荷台の陰になっていくことを確認しやすいのですが、雨や曇天だと見えずらくなり、乱視が強い人は苦労するかもしれません。